つけまつげと異なり、1本1本を付け加えるまつエクは突き詰めると奥が深いです。
「毛質」「本数」「太さ」…なとなど。
自分に合ったまつげのデザインを見つけるためには「デザインの選び方」を知る必要があります。
エクステとして使用するまつげには大きく分けて「シルク」「ミンク」「セーブル」の3種類の毛質があります。
シルクがもっとも一般的な毛質であるのに対し、もっとも品質が良いとされるのがセーブルです。
値段の違いも重要ですが、基本的には「つけ心地」が自分に合うものが選ばれています。
日本人女性の平均的なまつげの本数は130本程度であり、ナチュラルな印象を保ち続けられるのは、倍の260本までです。
上まつげ100本、下まつげ30本の「合計130本」を基準に、印象を強くしたい分だけ本数を増やすようにしましょう。
また、まつエクでは「○本○円~」という料金設定が一般的であるため、本数の決定は予算を見積もる場合にも重要視されます。
もっとも人気の高い「シングルラッシュ(1本のまつげに1本のエクステ)」という方法でまつエクを行った場合、まつげの太さは「0.1mm」「0.12mm」「0.15mm」「0.18mm」「0.2mm」の5種類から選べます。
「0.1mm」か「0.12mm」だとナチュラルな印象を与え、「0.15mm」からはメイク後のまつげのような印象です。
シングルラッシュより細い毛は「ボリュームラッシュ」という方法で選べます。
しかし1本のまつげに複数のエクステをつける方法に切り替わるため、本数による印象の変化を意識しなくてはいけません。
手法と太さは合わせて選ぶべきポイントなのです!
まつエクで利用できるまつげの長さは4~18mmと幅広いです。
日本人女性のまつげの長さは平均して6.8mm程度であるため、多くの女性は6mm~13mm程度の長さでエクステを選んでいます。
もっともナチュラルに化粧に生える長さは10mm程度。
すっぴんでも違和感の無い長さにしたければ8mm程度を基準に選ぶと良いです。
「カール」は、まつげのそり具合を表す用語です。
「Jカール」「Bカール」「Cカール」「CCカール」「Dカール」など、美容院によって対応できるカールは異なりますが、多くのお店で共通して「Jカール」と「Cカール」は用意されています。
ナチュラルな印象のまつげにしたい場合は「Jカール」を基準に、目をぱっちりと大きく見せたい場合は「Cカール」を基準にタイプを選ぶと、アイリストに理想が伝わりやすいです。
まつエクの種類を決定する要素は数多く、素人では到底決めきれません。
基本的な要素を抑えたら、プロの手を借りましょう。
私たちはあくまで信頼できるアイリストとスムーズに会話ができるよう、最低限の知識を身につけておくことが大切なのではないでしょうか。