まつエクは目元を美しくするために効果の高い美容技術です。
しかし高度な技術だけに、近年はトラブルの事例も多く見受けられます。
チクチクする、かゆい、まぶたが赤く腫れてきた。
そのような症状に見舞われた場合は、手遅れにならないように直ちに病院へ向かいましょう。
今回はトラブルを正しく理解し、アナタの身に降りかかるトラブルをあらかじめ回避できるように「過去の事故やトラブル事例」をご紹介します。
トラブルを未然に防ぐためには「美容師免許の確認」をする必要があります。
実はまつエクの施術失敗によるトラブルの多くは、美容師免許を所持しない素人により引き起こされているのです。
アイリストとして活動するためには、美容師免許を持っていなくてはいけません。
特に個人経営のサロンに行った場合は、必ず担当者が美容師免許を持っているか確認することで、不要なトラブルを大幅に回避できます。
まつエクの施術を受けた後、アレルギー反応を起こしてしまうケースが見受けられます。
施術道具に触れて引き起こされる金属アレルギーや、保護テープののりで引き起こされるアレルギーなど様々です。
しかしアレルギーの大半は「接着剤(グルー)」により引き起こされます。
グルーはまつエクに欠かせないアイテムであるため、耐性がない人が使用すればアレルギーを発症させてしまうのは避けられません。
そのため、ほとんどのサロンでは施術の前には必ず「パッチテスト」が行われます。
グルーに対するアレルギー数値を図るテストであり、こちらのテストで異常がなければ問題ありません。
ただしパッチテストを行わないサロンもあるため、その点に関しては十分に注意しましょう。
施術後にチクチクする痛みを感じた場合、考えられる可能性は2つあります。
1つはアレルギーの発症によるもの、もう1つは「ツイーザーで傷つけられてしまった」ことによるものです。
ツイーザーとは、まつエクにつかうピンセットのような器具です。
ただし普通のピンセットと異なり先端が非常に鋭利なため、使い方を誤れば刺し傷ができてしまいます。
取り扱いの難しさゆえに、施術になれていないアイリストが「まぶたを刺してしまう」という事故はいくつか見受けられました。違和感を覚えたら直ちに受診しましょう。
まつエクは美しくなるために効果が高い反面、事故によるリスクが高い美容技術です。
細心の注意を払ってもトラブルに巻き込まれる場合はあります。
万が一かゆみや痛みに悩まされた場合は、皮膚科を受診しましょう。
美容師免許やパッチテストの有無を確認し、万が一に備えて皮膚科を調べておく。
そうすると、心置きなくまつエクを楽しめるのではないでしょうか。